43.大事な思い出の場所が残り続けてくれていることのありがたさ

思い出の場所が、今もその姿を残しているって
嬉しいですよね。

そういうことですか、
遺跡や、有名な観光地は、
その姿を、後世に残そうとずっとその景色が残っていく。
だからいつまでも、いつまでの人の思い出のまま
過去の人も魅了し続ける。

だからいつまでも、愛される場所となる。

私には私の物語がある。

そのストーリーに色を添える思い出の場所がある。
そんな大事な場所が今も、残り続けてくれることに感謝。

忘れかけた記憶も、存在してくれていることで
もう一度思い出しやすくしてくれるから。
私自身の色褪せた物語も、再び鮮やかなものに吹きかえして
くれることが出来る。

パパジェルマーノ!僕の青春。
僕はここから大人になった!そんな大事な場所。

今も、頑張ってくれていることに感謝です。
気付いたら、二つ星ホテルになってました。


1996.12.22(日)

朝7:30に起きて顔を洗った。
朝食を食べに行く。
昨夜は会えなかった日本人バックパッカーがたくさんいた。
トルコで語学が勉強しているカップル。
ローマで仲良くなったNさんとパリで旅をしたという日本人。
繋がりを感じる。日本人同士のバックパッカーのネットワーク。

旅を経験している人は当たり前だと思うかもしれないけど

海外へ旅を出てると、今どんな人がヨーロッパでどこからどこへ向かって
旅をしているという情報が飛び交っている。

どれくらいに、あの町へ行けば、まだあったこともない
知れ渡っている旅人出会えるかもしれない。

そんな世界がバックパッカーの間ではある。

日本人好きなユースホステル泊だとこんなネタが多い。

安心できるし、楽しい。久しぶりの日本語も嬉しい。

みんながセリエAの試合を見たか?と聞いてくる。
そんなに心も、お金も余裕がない僕には、手の届かない経験だとおもってたけど、
話を聞くうちに、せっかくイタリアへ来たのだから行かないともったいないと
思うようになった。

ローマに着いたら、サッカー観戦挑戦しよう!

フィレンツェのユースホステルは綺麗な建物で清潔感があった。

日本人とも楽しい話が出来て、栄養もとれて、あったかいベットで寝ることもできた。

フィレンツェに寄ってよかった。

さあー、ローマへ戻ろう!(9:00 ユースホステルにて、チェックアウト後)

10:50発のROMA行に乗ろうと、電車を待つ。
そしたら、ミラノからヴェネツィア行の最初の電車であった日本人2二人組と遭遇。
あまりこの子達とは話が盛り上がらなかったからなーって主ながら近寄った。
だって相手も気づいてくれたから。

よかったら一緒に乗る?っていう心構えだったけど、
お互いの雰囲気がそうならず、別々の乗車待ちレーンに並ぶ。

乗ろうとしたフィレンツェ→ローマ行の電車は、大人気バリバリで
全席予約で、自由チケットでは座れず。
廊下も満杯。乗るのやめようかなーとも迷うほど。

でもやっぱり、時間がもったいないから思い切って激混みの中へ飛び込む
乗り降りするドアにバック持たれかけさせ、入り口の階段に座って日記を書く。
途中駅で、人の乗り降りで立ったり座ったり。

でもよかったーーー。さっきの子たちと一緒に乗っていたら
正直気まずい時間がつらかっただろうなー。

(本当は、こういう性格を変えて、誰とでも気軽に話せるように
盛り上げることが出来るようになりたいなって思ってるんだけど、、、)

ここからの予定としては
ROMA IN KEIKOに24,25に宿泊し、今日と明日前に泊まったPAPAジョルマーノに
泊まろうかなって考えてる。王道のパパジョルマーノ。  
やっぱり旅って、一人で行動しつつも
見聞きした思いを共有できる誰かがいると
ぐっと楽しさ倍増するんだよなー。
人付き合い苦手でもそうだと思う。夜一言二言でも
共有しあえる誰かがいてほしい。

パパジョルマーノは、それができるんだよねー。
オーナーのおっさんとか、宿泊客とか話しやすい世界が
ジョルマーノにある。(11:36 電車内)

12:50にテルミニ駅に到着。そのまま地下スーパーへ。
水、チーズ、ヨーグルト、LATTEを7500リラで買い
パパジェルマーノへ直行。

オーナーが僕のことを覚えてくれていた。

リターンしてきた!っていったら快く迎えてくれた。

2泊をお願いし、荷物を置いて、再びローマの街へ繰り出す!

共和国広場近くで、チーズと、昨日買ったパンを食べる。
やっぱりローマは居心地が良い。
ホテルに戻ると話を聞いてくれるオヤジがいる。
何処に行けば何があるかわかる異国の都市。
贅沢な旅。

お金持ちの人たちの豪遊ってこういうことなのかな。
お金のかけ方が、まったく違うけど、たくさんの街に、行きつけの場所があり
受け入れてくれる人たちがいる。

まあ、それを全力で楽しむにも、キャパ広い人じゃないと楽しめないだろうなー

僕は、パパジェルマーノがあれば、ローマがいてくれればそれで充分かも。
(1:10 Piazzza della Repubblica(共和国広場)にて)

パパジェルマーノ
共和国広場(ローマ国立博物館の南西のロータリー:Repubblica)

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