1996.12.7(土) その②
「どうでも良い話」
ーーーーーーーーーー
本当にくだらないことだが、僕はとてつもなく速いボールを打ったり受けたりすることができる。聞くに足らないことだけど。
できるんだ。時速500kmのボールを受けたり、時速200km以上のボールを投げることもできる。
バッティングセンターで週に3,000円も練習してきた甲斐があったよ。
僕は言える。200km/hのボールをマシンで捉える。え?なに?俺もできるかって?
うーん……本当は教えたくないけど、そう、君にだってできる。
僕の言う通りにすればね。
いいかい。そうなりたければ、まず君は働かなければならない。そう、一生懸命にね。
お金がいるんだよ。やっぱり、そんなすごい球を扱うにはね。
まあ、君が未成年で、お金なら親がいるっていう人なら話は早い。お金を持ってくるんだ。早く!
そしたら、そのお金を持ってチケットを買うんだ。乗り物のチケットを……。なんでも良い。飛行機、列車、バス。速ければ速いほど自慢できるぞ。
おいおい、ちょっと待った。忘れていないかい?バットとボールは持った?……けど、そんなことはどうでも良い。
もっと大切なことだ。忘れていないかい?
これ、これ。チップだよ。
親切に教えてやったじゃないか。
僕には今、お金がないんだ。
(おわり)

この僕のイタリア体験記を、帰国したらどこかに投稿できないだろうか?
と、ふと思う。
猿岩石じゃないけど、こんな旅をした!って紹介できたら……なんて。
初日にぼったくられ、ドミトリーで色んな人に会う。お金がないので日本人と一緒に夕食を食べて、自分がカードで支払い、その人たちに料金を現金でもらい、お金を確保した。
ひもじくも楽しい一人旅。思ったより寂しい、孤独な旅。
アパートではないけれど、ドミトリー式の安いホテルに1週間以上滞在し、そこを「帰る家」として、電車でいろんなところへ行き、またホテルへ帰る。気分はもうローマ人だ。お金はなくても贅沢にできる!そんな自分の旅行記を……皆さんに聞いてほしい。
寂しい、孤独も悪くない。って強がりながら、自己奮起しながら、一日一日をこなしていく毎日。
8月に一人旅へ行きたいと思い、バイトを始めた。12月に決行。途中、車のラジエーターが壊れたり、駐禁で捕まったりと痛い出費もあり。そんなこんなで、やっとの思いで準備できた。憧れの、のんびり楽しい旅行。
出会う人は様々。今までだと、特にサイモン!アイロン、髭剃り、服、ドミトリーのハンガーを全て使って、何着ものスーツをかけられる男。「家はここだ」と言い切る彼。かっこ良すぎるぞ。
帰ったら、旅行記まとめに取り組もう!
着いたかどうかわからない列車。
いつも新しい発見があるイタリア!ジプシー!etc.



コメント