33.絵心ゼロ。けど、向上心絶好調!旅ってそういうこと、ですよね。

1996年イタリア一人旅

1997.12.16(月) その①

そういえば12月25,26は電車が止まるかもっていう話を

ユースホステルで聞いた。

ちょうど僕は、26日にローマから、日本へ帰る予定。
どうしよう。ローマから空港まで電車じゃなかったら
どうやって帰ろう?

まさか、またぼったくりタクシー!

こればっかりは当日にならんとわからんよなーって

フィレンツェ駅でトイレに行こうとしたら
え!!!都会の駅トイレは有料なの?

もしかして駅構内の待合室もきれいだなーって最初思ってたけど
有料だったのかな。

こんな時の頼みの綱はマック!マックでトイレだけ借りた。

身も心も軽くなったところで、フィレンツェのもう一つの観光地
ミケランジェロ広場へ向かった。乗ったバスはあっているのだと思うけど
何処で降りたら、広場に近い駅かわからない。

で、降りたり、乗ったりを繰り返して
少しずつ丘の上のミケランジェロ広場に近づいていく。

途中、陸上競技場があった。
しかも立派なタータングラウンド(土じゃないゴムグラウンド)
小学生だろうか、そこで陸上大会が行われていた。

60メートル競技。愛知県なんて、県大会ぐらい。タータングラウンドやれるのは。

スターティングブロックが、スタートラインに設置されているのに、
位置についてーーー!って構えることども達は、
ブロックを使わずにスタートを待っている。
陸上経験者の僕としては、なんだかコミカルな陸上大会に見えてしまい
楽しかった。
僕は小学、中学と陸上付けの毎日。ただそれだけに熱中すればよく
単純な毎日。でも真剣に打ち込めることがあり幸せな時間だった
ことを思い出して、熱くなった。
(突然走りたいと思った、笑。けど、ミケランジェロ広場まで上り坂の
 山道道路、歩道は劇細。走れる状態じゃなくあきらめた)

さらにたくさん歩いて何とかミケランジェロ広場に着く。

丘の上だからか、非常に冷える。寒い!たまらん。
陸上の子供たちと一緒に走って体を温めたかったな。

と、観光バスから日本人がわんさか降りてきた。
突然広いミケランジェロ広場が日本人だらけになる。

これがねーーー。寂しい僕には、ほっとして、心が落ち着いた。
(pm.5:30 ミケランジェロ広場)

帰りは、フィレンツェの駅までだから行のような混乱なく
楽に帰れた。あたりはもう暗くなっている。

駅のマックでまたトイレをかりて、
市場へ行く。
今夜は、ユースホステルでフルコース(13000リラ)でご飯を
食べるつもりだから、ほかの食べ物は、出来るだけ抑えるつもり。

ユースホステルは、一泊23000リラ
今日の昼:水500リラ、ヨーグルト1000リラ、昨日のピザ3500リラ。
結構使うなー。

フィレンツェの街は
駅、ドゥオモ、ミケランジェロ広場の行き来くらいで
全然周っていない。

けどたくさん歩いている。

おそらく、フィレンツェを良い!好きっている人たちが好む
お店や、場所は、街の中心に、全部集まっているんだと思う。
ショッピングを楽しみに来た人は良い街かも。
綺麗な街だし。

僕にとっては、、、、
ピザは、ピッツェリアとかで食べたわけではないけど
僕が食べた中では、一番おいしかった。
最高。

でも、今回僕が、泊まるところが良くなかった。
決めた宿ユースホステルは遠い。
バスの終電は、夜20:00。
不便。
街は最初にローマに1週間いたせいか、そんなに感動はなかった。
ドゥオモは別。これは最高に格好良かった。

でもたぶん、街並みが新しいからかもしれない。
ローマのような古き良き街並みを残し、生かしつつ新しい建物を
立て続けるというような雰囲気はなく、
街並みに、驚きや感動は少なかった。

順番が良くなかったかなー。北の方から入って
フィレンツェ、次にローマとかだと、もっとフィレンツェを愛せたかも。

結局最初にローマで充分イタリアの刺激を浴び、
1週間じっくりゆっくり楽しんだ。
だから、次の街で、良かった!って思うには
さらなる刺激が必要なんだと思う。
それが、フィレンツェでは残念。目が肥えてしまっている自分に残念。

ドゥオモで異国の人と話が出来てもっと成長したいと心が躍った。
陸上大会を見て熱い心がよみがえった。

一生懸命な人たちがうらやましい。
僕にもあんなパワーが欲しい。
でもその前に、さあ、これからフルコースを堪能しに行こう!
っていっても、ユースホステルのメニューだけど。
 (pm7:15)

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